以前の記事に母は自分の葬儀やお墓のことを考えていたと書きましたが、最終的には何も決まっていませんでした。
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母は前にも書きましたが、結婚後も自分の実家にそのまま住んできょうだいの面倒をみていました。
なので自分の実家の仏壇も守ってきました。
その仏壇は20年くらい前に母の弟の家に運ばれましたが、それまでは母が法事でも何でもやっていたんですね。
なのでその仏教の宗派は身近であったと思います。
ただ、私の父の家は神道なんです。
父は神棚に祀られています。
母は神道の家に嫁いでいる形になっています。
そして母自身はキリスト教系の学校出身で高校生の時に感銘をうけて洗礼を受けているので一応クリスチャンなんですね。
とはいえ私の知る限りでは教会に行っているところを見たことがありませんでしたけど。
それが晩年になってから教会のお葬式は安いみたいな話を聞いたようで、母が洗礼を受けた母教会を訪ねてその辺りの話を聞いたようです。
すると牧師さんは歓迎してくださり、私にも母に何かあった時には夜中でも駆け付けますと携帯番号も教えてくださいました。
それから母と私は月に数回教会の礼拝に出席するようになりました。
そのうちに母が体調がすぐれずに礼拝にいく頻度が減ってしまいました。
私だけ出席したことも何度もあります。
とはいえ大きな教会のため私達親子の事を覚えている人は牧師さん以外いない印象。
受付をしている信者さんからは行くたびに「初めてですか?」と聞かれます。
分からないことを聞くと迷惑そう。
そうこうしているうちに牧師さんが代わりました。
まだ割と若い感じの方。
古くからの信者の方との関係を築くことが優先だったでしょうから、最近再び行きはじめたにわか信者?の母や付き添いの私な事など頭にはなかったでしょう。
挨拶しても「は?誰?」的な対応。
丁度母が調子が悪くて入退院をしていた時期とも重なり、足が遠のいてしまいました。
それに教会内に納骨堂もあり、母はそこに入りたいと言っていましたが(多分私がお墓のことを考えなくて済むから)母亡き後にそこに行くためには私はずっと教会に通わないといけないし献金もしていくことを考えると、現実的ではないですよね。
私もキリスト教系の学校出身、その後も仕事などで関連深いところにいたので身近な宗教ではありましたが、クリスチャンではありませんしね。
と言うことで何となくキリスト教での葬儀やその教会の納骨堂に入る話は自然消滅していきました。
長くなるので続きます。