カサンドラな私の熟年離婚

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義家族の訪問(食事編)と深く傷ついた出来事

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ご訪問いただきありがとうございます。

初めての方はよかったらこちらからご覧ください。

https://hoshico2525.com/entry/self-introduction

 

前回の続きです。

前回の記事はこちら⇓

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夕食会

前回の記事の通り義家族が転勤で引っ越しをした我が家にやってきました。

 

金曜日と土曜日の昼間はウシ夫が義両親と子ども達をつれて車で出かけました。

土曜日に遅れてやって来て昼間は近場の観光をしていた義姉家族と夕食をともにするために集まりました。

10名の大所帯ですのでレストランを予約し個室を取ってもらっていました。

 

和気あいあいと楽しい食事をし、このあと人気の商業施設へ行ってみようということになりました。

 

その前にレストランの人にお願いしてその個室で全員での写真撮影をしました。

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その時に娘のメイが写りたくないのかグズって抱きかかえても両腕を上げて滑り落ちてしまいます。

イヤイヤをするメイをなんとか無理やり抱いて写りましたがとても手間取ってしまいました。

ちゃんと前を向いていたかどうかもその後その写真を見せてもらうことがなかったので分かりません。(当時はまだスマホではなく義母のカメラで撮りました。)

 

ウシ夫はカンカンに怒っている様子でした。

 

商業施設に移動するためにみんなは部屋を出ていき最後にウシ夫とメイと私が部屋に残っていました。

 

その時ウシ夫はメイに向かって

「お前は来るな!」

と言い、そのほっぺを往復ビンタしました。

 

その後も何度も

「お前は来るな!お前は来るな!」

といいながらビンタをしました。

メイのピンクのほっぺはいつもよりさらに濃いピンクになっていました。

 

メイは泣きながら

「ごめんなさい、私も行く~。」と繰り返していました。

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実はこの時、義父は少し前にガンの宣告をうけておりまだ元気でしたが予後はあまりよろしくない種類であると言われていたという経緯がありました。

 

だからみんなで写る写真はウシ夫にとって大切なものだったんだろうと思いました。

 

とはいえまだ4歳になったばかりの小さな娘、女の子の顔を何度もビンタするなんて許し難く私も怒りで震えていました。

わがままを言ってグズることがあってもおかしくない年齢です。

 

でもウシ夫の気持ちも分からないわけではなく、またこのせっかくの集まりを台無しにしてはいけないと思い我慢して泣いてるメイをなだめながら部屋を出ました。

 

みんなはレストランのある建物のエントランスでタクシーを待っているところでした。

 

メイは

「じいじとばあばと一緒に乗る」

と言って走っていきました。

 

するとそこでもウシ夫は

「お前は来るな!」

と言いました。

 

メイは

「嫌だ~。一緒に行く~。」

と泣いていましたが、また

「お前は来るな!お前は来るな!」

と繰り返しました。

 

さすがにビンタはしませんでしたが。

 

我慢していた私も限界でした。

 

「分かりました!帰ろうメイ。」

 

そう言って私はメイの手を引き駅に向かって歩き始めました。

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イメージです

メイは

「嫌だ~。みんなと行く~。」

と泣きました。

 

遠くから義姉が「ええの?」と言ってるのが小さく聞こえましたが、別に誰も追ってくるわけでもなくそのままタクシーに乗って移動してしまったようでした。

 

私はただの気の強い嫁だと思われたことしょう。

 

結局こうしてみんなと行きたかったメイも行くことができず、せっかくのみんなでの集まりを台無しにしたのは私でした。

 

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私はどうすればよかったのでしょうか。

 

メイと一緒にウシ夫に謝って行かせてくださいと頼めばよかったのでしょうか。

 

きっとそんな感じでもっと我慢していつものようにその場をやり過ごせばよかったのかも知れません。

 

なのでこの時の出来事は私の心に大きく刻まれ、15年以上たった今思い出しても息が苦しくなるような強い感情がよみがえり身体が震えます。

今こうして文章にしていても手が震えて体中が熱くなり胃のあたりがギューッとなります。

 

幸いこの時のことをメイは憶えていないようです。

私も口にしたことはありませんし、これで父親を嫌いになったら苦しむのはメイなのでどうかこのブログを読まないでと思います。

あれ?嫌いになるのは私の方?

 

ただ最近になって何かの拍子にこの時の話を息子のコウとだけちょっと話しました。

ビンタのことはコウは知りませんが、私とメイが先に帰って商業施設に行ったことは当時小2だったコウはよく覚えていたようで

「なんでお母さんとメイが帰ったのにみんな何事もなかったかのように楽しそうに過ごせるんだろうと思った。」

と言っていました。

 

この数年後にもこれと似たような出来事がありましたのでまたそれは後程書いていきたいと思います。