昨日の記事に uwisizenさんからコメントを頂きました。
まずは日本のすべての学校で平和教育・平和学習を行うことだと思っています。
広島出身の同僚がいました。
彼は、原爆や核の問題については、きちんとした考えをもっていました。
広島県や長崎県で行われている平和教育を日本のすべての学校で行うだけで、
変わってと思っていくといます。
今日は平和教育や平和学習について私なりに考えてみました。
広島や長崎で具体的にどんな平和教育がなされているのかはスミマセン知りません。
ですが他の地域でも一応平和教育はされてはいるのではないかと思います。(地域差はあるようです)
私自身も小学校の時に長崎の原爆資料館に行きましたし、授業でもあったと記憶しています。
また後で詳しく書きますがうちの子ども達の時にもありました。
何が違うのか?
想像ですがやはり身近に実際に被爆体験した方が多くいて、自分の身近なこととして受け止めるかどうかが大きいのではないかと思います。
そしてそういう事にふれる機会(回数?)も圧倒的に違うのではないでしょうか。
実際に戦争や原爆の被害を体験していないので想像するしかないのですが、それをどこまで自分事にできるのか。
うちの子ども達は二人とも小学校の時に修学旅行で長崎の原爆資料館を訪れています。
また二人が進学した中高一貫校での修学旅行先は沖縄でした。
その時に沖縄戦の体験談を聞いたりガマや平和記念公園に行ったりしたと記憶しています。
私たち保護者にも学校から沖縄の修学旅行について説明があったのですが、うちの子ども達の学校はその1年ほど前から準備や学習に取り組んでいました。
事前に調べたり話し合ったりまとめたりして発表したり冊子を作ったりしていましたね。
そして体験談ですが、全体で聴く話もあったと思いますが、その後たしか10人以下のグループに分かれてそれぞれに体験者さんからご自身のお話を聞いたと言っていました。
これは先生から体験者さんの話として聞いたのですが、沖縄には毎年たくさんの修学旅行生が訪れるそうで体験者の方は体験談を話しているのだそうですが、大して準備もせずにやってきて話も聞かず勝手なおしゃべりなどでザワザワしていたり、眠っているみたいな学校も多いそうです。
なので一応話はするものの、本音では話したくないと思う事もあると言われていたと。
そして内容としてここまでの話をするのはちゃんと聞く準備と聞こうとする姿勢がみられる○○の△△高校とうちの学校の2校だけです、とおっしゃっていたとも。
これを聞いて、これは大人の責任だよなと思いました。
まあ中高生なので自分で考えられない事はないでしょうが、学校の取り組みとしてどれだけ真剣にそこに向き合うか、と。
もちろんカリキュラム的に時間をあまりかけられないとかいうのもあるかも知れないけれど、その限りある時間にどこに重きを置いた教育するかということ。
私は自分の子どもをこの学校に通わせて良かったと思いました。
それと同時に大切な話を全国でたったの2校にしか話されていないことはとても残念な事だと。
話しても伝わらないという判断をされたのですね。
終戦から80年近くが過ぎ、体験談を話される方は少なくなっています。
広島、長崎、沖縄以外にも大空襲などを経験した方も多くいらっしゃったでしょうが高齢化で話を聞ける機会は少なくなっているでしょう。
もちろんそれを引き継いで伝えようとしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
せっかくお話を聞いたり、資料を見たりするのならやはりちゃんと準備をしてから行きたいですし、子ども達にそういう準備をちゃんとさせる大人の責任があると思います。
また、学校だけでなく私達大人も繰り返し戦争の悲惨さを思い出していかないと、日常に忙殺されて忘れがちですよね。
なんだか以前はもっと8月になれば終戦特集みたいな番組やドラマが作られて放送されたり、アニメの「火垂るの墓」も毎年放送されていたけどここ数年は見ていないような気がするのは、私の記憶違いでしょうか?
マンガ「はだしのゲン」が教材から削除されることになったり、政治の動向から戦争できるようにしようとしている?と感じてしまう事もあります。
多くの人の願いとは逆方向に動いている気が・・・。
はだしのゲンの作者・中沢啓治さんが29年前に原爆について発言してた
— イエス・キリスト (@yeskiri) August 6, 2024
「これから先、だれかが戦争や原爆を肯定するようなことを言っても、絶対に信じるな」 pic.twitter.com/77llVd0hEo
▼この記事は「はだしのゲン」で検索した時にヒットした記事ですが、平和教育や平和学習について共感できることがたくさん書いてありました。
良かったら読んでみて下さい。
また東京新聞の以下の記事で「通販生活」の「カタログハウス」が今月10日から15日まで18人の識者が戦争体験や平和への思いを語る特集記事を掲載すると報じています。
こんなのもあります。
オンラインで無料で、ご覧いただけます
— 井上・月丘映画財団 (@inoue_tsukioka) August 6, 2024
📽️映画「ひろしま」(1953年)
被爆した当事者たちの手記をもとに脚本が製作され、市民の急性被爆の症状や差別、続く貧困についても詳細に表現されている貴重な映画です。当時国内で上映はされず、幻の映画ともいわれています。https://t.co/fr1cBwyHl7 pic.twitter.com/DdV855FNsr
私自身意識してこういったものに触れていきたいと思います。
そして身近な人と語りたい。
知るだけでは不十分、自分のこととして考えることが大切ですね。
また日本の加害の方もしっかりと知り、考えないといけません。
長い記事を最後までお読みいただいた方がいらしたら、ありがとうございます。
ともに考えていただけたら嬉しいです。
※今回色々と調べていると、あまりにも小さいうちから衝撃的な映像などを見せられるとトラウマになったり、怖くて戦争や原爆について考えることから離れたという逆効果なこともあったと知りました。教育は大切ですが配慮も必要で適した年齢とかもあるのでしょうね。