カサンドラな私の熟年離婚

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光る君へ第44回(11月17日)望月の夜の感想

11月17日の光る君へではついにあの有名な道長の歌が詠まれる回が放送されましたね。

 

 

「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば」

 

この歌はいくつかの解釈があるようですが

望月(満月)が欠けていないように この世は自分のものである」

と自分の栄華を誇ったものと言われることが多いようです。

 

でもこの歌は寛仁2年10月16日(ユリウス暦1018年11月26日)に詠まれたとされています。

天文学的にいうと満月ではなく少し欠けた月だったそうなんです。

 

そのことから

「今夜は良い夜だ、月は欠けているが后となった娘たちや宴の席で交わした盃(盃を交わした人)は欠けていない」

という風にも考えられるそうです。

(欠けるという言葉がどこにかかるかで意味が全く違ってきますよね。)

 

なんとなくそっちの方がしっくりくる気がしますね。

このドラマの道長はあくまでも民を思うホワイトな人柄として描かれているようなのでね。

 

 

この望月の歌が詠まれた満月を少し過ぎた状態の月は、2024年11月16日がほぼ同じ形の月だったそうで、平塚市博物館ではSNSで「#道長と同じ月を見上げよう」というキャンペーンをやっていたんだそうです。

 

それをNHKはじめ各所が拡散していたみたいですね。

気付きませんでした。

見たかったな、っていうか仕事の帰りに見た気がする・・・。

 

 

いよいよ物語も終盤になってきた感じがひしひしと伝わってくる気がします。

 

これまでにないタイプの大河ドラマ(全部見たわけじゃないけど)で、心の描写が多いし実に美しく色んなシーンが描かれていて私はとても好きです。

今からロスが心配になるくらい。

 

あと数話でどんなふうに完結するのか楽しみでもあります。

 

余談ですが道長役の柄本佑さんはこだわりとして髷も自分の髪を伸ばして結っていたそうだし、これからでてくる剃髪姿もカツラではなくご自分の頭を丸刈りにされているんですね。

なんかこの役に対する思い入れが伝わってくるエピソードですね。

すごい。