小さい子どもを育てるおかあさんに自転車は超便利なアイテムですよね。
我が家は子ども達が小さいころ緩い坂があちこちにあるところに住んでいました。
過去記事を少しさかのぼって今回は我が家の子ども乗せ自転車事情をお伝えします。
便利な自転車 子ども乗せ用
今でこそ子ども乗せ用自転車はたくさんありますよね。
こんな風にしっかりとした子ども乗せ用シートの付いたもの。
電動だったりもします。
さらに前にも乗せるなら『幼児2人同乗基準適合車』という安全基準を満たした自転車に前乗せ用のシートを取り付けることもできます。
|
ですが上の子のコウを自転車に乗せようと思った20数年前は本当に普通のママチャリに簡単な子ども椅子をハンドルの少し手前に取り付けてるものでした。
そして二人目のメイが生まれてお座りができるようになったころ、コウは幼稚園生で幼稚園への送迎に二人乗せられる自転車がが欲しいとウシ夫にお願いしました。
そのころ流行っていたのはハンドルの間に前乗せ用のチャイルドシートが前かごみたいな感じで最初から設置されているもので、後ろにはリア用の簡単な椅子を取り付けるタイプでした。
幼稚園のママ達もだいたいそういうのに乗ってました。
そしてこのころ少しづつ電動自転車に乗ってる人も増えてきた時代だったと思います。
坂のある町の自転車事情
私たちが当時住んでいたのは東京で、池袋から地下鉄で二駅のところ。
我が家から幼稚園へは緩い下り坂。
ということは帰りは上り坂です。
歩きや車だとあまり気にならないのですが、自転車となるとその緩い坂でも結構きついです。
ましてや子どもを1人または2人乗せて行くのですから、本当に大変なのです。
しかも幼稚園だけでなく子ども達はスイミングに通っていてそこは幼稚園からさらに先にあり坂は続いていました。
私は電動自転車が欲しいと思っていました。
欲しいというよりは必要だと。
でも自転車を買いに行った時にウシ夫からは
「そんなんいらんやろ」
と一蹴されてしまいました。
ウシ夫は自転車には乗りません。
それに男性ですから例え乗ったとしてもそのくらいの坂は大したことないのかも知れません。
だからこの程度の坂で電動なんて必要ないだろうと思ったのだと思います。
そう言われたらお値段はやはり電動は普通の自転車の3~4倍はするのでそれ以上ねだることはできず諦めました。
せめてギア付きと言ってみましたが、それも
「そんなんあっても使わんで~」
で却下されました。
それでも新しい自転車を買ったことでそれまでベビーカーを押しながら歩いて幼稚園やスイミングの送迎をしていたので格段に便利になりました。
若いママたちは電動自転車
私たち夫婦は東京に身内がおらず、ウシ夫は家事は自分のすることではないと思っていましたので私は働きに行くことが出来ず専業主婦でした。
そういうこともあり幼稚園の役員が回ってきました。
時々他の役員のママたちと幼稚園のことで池袋まで自転車で行くことがありました。
私は結婚が遅かったのでママの中では最年長でした。
私より若いママたちはみんな電動自転車。
私だけがノーマルな自転車でした。
そして幼稚園から池袋方面へはやはり車だとそれほど気にならないものの自転車だと結構な坂です。
上の子が幼稚園にいる時間に下の子だけを乗せて行くときはまだしも、二人連れて行く時には必死で漕いでも進まなくて他のママたちにどんどん置いて行かれました。
みかねたコウが
「ぼく降りて走ろうか?」
と言ってくれたことがありました。
涙が出そうでした。
今となっては懐かしい思い出ですが、当時は電動自転車を買ってくれなかったウシ夫をうらめしく思いましたね。
子育て中のママにはなくてはならない自転車
ここからは余談になりますが、幼稚園は車での送迎は禁止だったり、買い物も子どもと荷物を持って歩くのはとても大変。
やはり自転車は子育てママにはなくてはならない物になっていると思います。
そんな中昨日自転車に子どもを乗せていて転倒してしまい、投げ出された子どもさんが後方から走ってきたトラックに撥ねられて亡くなったという悲しいニュースを聞きました。
子ども乗せた母親の自転車転倒 男児がトラックにはねられ死亡|NHK 関西のニュース
自転車は不安定な乗り物です。
こういった危険をはらんでいることを忘れてはいけないですね。
出来ることで危険を回避
今は自転車に子どもを乗せるときはヘルメットは義務付けられているそうです。
私が乗せている頃はベルトは必ず締めていましたが、ヘルメットはかぶせていませんでした。
幼稚園の帽子をかぶらないといけなかったこととかぶると暑いし苦しいというのがありましたからそこまでしなくても、って思っていました。
でもそれはたまたま事故に遭うことがなかったから幸運だっただけとも言えると思います。
今思うと前と後ろに小さな子どもを乗せてよくあの自転車で毎日走っていたものだとゾッとしますが、当時は本当になくてはならない物でした。
今子どもさんを自転車に乗せているママさんたちには是非ヘルメットとベルトの着用をお願いしたいと思います。
|
それと短い時間だからと子どもを乗せたまま自転車を離れたりせず必ず降ろして連れて行って欲しいです。
これも結構な大ケガにつながります。
お母さんができる事故防止はぜひやってくださいね。
起きてしまってから後悔しても遅いので。
自転車が安全に乗れる環境を
それから自転車は車両だから車道とかいう乱暴な法律?は今の日本の道路では無理なのでは?といつも思います。
歩道上での自転車と歩行者がぶつかる事故が増えたからだと思いますが、そうするなら自転車も歩行者も車も安全に通れる道路整備をちゃんとやってからにして欲しいです。
そういう道路はごくごくわずかしかありませんよね?
こういうことがちゃんと整備されることも子育て支援につながるのではないでしょうか。
とにかく便利で身近である自転車がさらに安全に利用できるようになって欲しいですね。