よく「お父さんみたいな人になったらダメよ」とか「そんなだとお父さんみたいな人になるよ」みたいなことを言うと聞くことがあります。
私は結婚するずっと前からそんなことを言う母親にはなりたくないと思っていました。
この記事からの続きです。⇓
お父さんみたいな人になったらダメ
前回も書いたようにどんな面を持っていても父親です。
父親が尊敬の対象でこの人のいう事なら絶対だとか信頼できるとかで生きる指針となるなら幸せだと思います。
なので「お父さんみたいな人になったらダメよ」みたいな言葉は言わないようにこころがけて子育てしてきました。
でも段々とそんな言葉を言いたいくなるとか、言わざるを得ないとう気持ちも少し分かるようになっていきました。
例えば息子のコウがいつか結婚してウシ夫のように、家事は妻のすることで自分は仕事をしているのだから何もしなくて良い、と思ってはいけないと思いました。
そんな時にはウシ夫自身を否定するような言葉を使わずに、ウシ夫の行動について私はこう思うという事を伝えるようにしました。
だから
「お父さんは自分は外で働いているから家事は一切しなくていいと思っている。そういう時代だったしそういう風に育てられたからね。でもこれからの時代の人にはそれは通用しないと思うよ。」
とか
「お父さんが仕事で疲れて帰ってきたことは分かってる。でもお母さんが一人でいくつもやることがあってバタバタしている時に寝っ転がってテレビを観て、その上「お風呂湧いた?」とか言われたりしたら腹が立ったりするときもあるんだよ。そういう事が重なると大切に思えなくなったりすることもあるからね。」
みたいなことをいう事はあります。
息子はお嫁さんに大切に思ってもらいたいですからね。
もちろん息子もお嫁さんを大切にして欲しいし。
遠回しにお父さんみたいな人になったらダメと言っているかもしれませんが、直接的な言葉で言わないことは全然違うと私は信じています。(笑)?
男性が家事をしないと・・・
息子のコウはそれに対して理解を示す時もあるし、こんなことを言ったこともありました。
「男ばっかり仕事をするのは当然で家事をしないと悪く言われるのは不公平じゃない?」
ちょっとそれにはビクッとしました。
確かに男性が家事をしてないことをたたかれることは多いかと思いますが、それ以前に女性の方が今は同じように仕事をしていても、家事もして子育てもするのが当たり前に思われていることに思いが至ってないと思いました。
ちょっと心配。
私が女性側の方に立ちすぎているのでしょうか?
私自身は専業主婦だし自分でウシ夫を選んで結婚したので自分が家事を主にやることは当たり前だし、ウシ夫が全くやらなくても仕方がないと思って我慢してきました。
下手に何か言うとキレられますしね。
だけどそういう事ってお互いの思いやりなのではないかと思います。
これからの時代は夫婦どちらも働かないと経済的に成り立っていかないと思う中で、忙しかったり疲れていてできないことがあるでしょう。
でもできるときにはやるとか一緒にやっていこうとしているという気持ちが伝われば、お互いに協力し合い思いやりを持って生きていけるのではないでしょうか。
娘のメイにはウシ夫と性別が違うせいもあり、あまりいう事はありませんが、
「一緒に考えてくれるとか、一緒になんでもやってくれる優しい人がいいよね」
みたいな話はしたことがあります。
こころがけた結果?
前回の記事で子ども達は親をよく見ていると書きました。
私の思いは伝わるといいなと思っていますが、私たち夫婦を見ながら育った子どもたちは、残念ながらお父さんを全面的に信頼するとか尊敬する、という事にはなっていないようです。(そして結婚に夢を持ててない)(^^;)
でも「お父さんみたいな人になったら…」という言葉を使わないことをこころがけてきた結果なのか、子ども達はこの度の離婚問題に際しても一応私の方の気持ちを汲んでくれたり応援してくれていますが、父親のことは嫌ってはいません。
お父さんがお母さんに対して「離婚」といっているのは無茶苦茶といいながらも、父親とはこれまでと変わらずに接していますし、はっきりと「嫌いじゃない」と言ったことに私は少しホッとしています。
半面少し悔しい気もしますが…。(本音w)