衝撃のニュースが飛び込んできました。
和歌山のアドベンチャーワールドのパンダ4頭が中国に返還されることになったとのこと。
これでアドベンチャーワールドにはパンダはいなくなります。
和歌山のパンダはなぜ全頭中国に帰るのか?
2023年の2月に上野のシャンシャン、和歌山の永明、桜浜、桃浜の4頭が中国に返還されました。
その時になぜ帰るのか書いています。
パンダは中国からの貸与なので時期が来れば返す約束になっているんですね。
和歌山のパンダは今年の8月がその契約期限なのだそうですが、比較的涼しい6月に返還することになったのだとか。
パンダの体のことを考えてのことでしょうが、返還を早めて6月とそんなにすぐにいなくなるかと思うと寂しいですね。
期限だけではなく、これまで10頭の赤ちゃんパンダを産んだ24歳の良浜(らうひん)には中国の優秀なスタッフのもとでこれからはのんびりして欲しいとのこと。
またお年頃の結浜(ゆいひん8歳)、彩浜(さいひん8歳)、楓浜(ふうひん4歳)の3頭のメスのパンダは中国でパートナーをみつけて繁殖して欲しいということでもあるようです。
アドベンチャーワールドはこれまでたくさんのパンダの繁殖に成功しています。
なので一頭もいなくなるのは残念ですよね。
白浜町町長も新たなパンダに来てもらえるように努力するとおっしゃっているようなので、新たなパンダが来てくれることを期待したいですね。
日本からパンダがいなくなる?
以前4頭のパンダが帰国した2023年には、上野にはシャンシャンのほかにリーリー(力力)、シンシン(真真)、シャオシャオ(暁暁)、レイレイ(蕾蕾)の4頭のパンダがいました。
このうちお父さんパンダのリーリーとお母さんパンダのシンシンは2024年9月に中国に返還されています。(高齢になったため)
また神戸市の王子動物園にもタンタンというメスのパンダがいましたが、心疾患のために2024年3月に死亡しています。
そのため、和歌山の4頭が帰国すると、日本にいるパンダは上野の双子のパンダのシャオシャオとレイレイの2頭だけとなります。
ですが、その双子パンダも貸与期間が来年2026年の2月20日までになっているんだそうです。
え~、ってことは日本ではもうパンダを見られなくなるってこと?
私は上野動物園で数回と神戸の王子動物園でパンダを見たことがあります。
あ、そういえば期間限定で福岡の動物園にパンダが来た時にも見に行ったことがありました。(結構昔です)
パンダって本当に可愛いんですよね。
ぬいぐるみみたいというのがホントその通り。
この可愛いパンダがもう日本で見られないなんて残念すぎます。
またパンダを是非中国から借りて欲しいのですが、「パンダ外交」という言葉があるように政治に左右されることが多いようなので、ハードルは高いといえそうです。
他にもワシントン条約で、ラッコをはじめ様々な動物が日本では見ることが出来なくなってきています。
動物の保護のためには仕方ありませんが、なんでもかんでもダメではなく和歌山のように繁殖に長けている施設など、ある程度は国境を超えて世界中の人に愛されていくっていうのも大切な気もするんですけどね。