カサンドラな私の熟年離婚

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男の子は何もしなくて良いと言われて育った夫との新生活

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hoshico2525.hatenablog.com

 


あれよあれよと結婚にむけて進んで行った私達。

 

結納などをすませ結婚式の日取りなどを両家で相談していた頃にウシ夫の東京転勤が決まりました。

 

ウシ夫は関西出身。

最初の赴任地として私の住む市に来て、当時会社の独身寮に住んでいました。

 

そこは食事も出るし洗濯はクリーニングは寮で出せる、下着などの洗濯は寮の洗濯機で自分で洗うんだけど、ウシ夫は個人的に寮監さんに頼んでやってもらっていたそうです。

掃除も部屋のドアを開けとけば自室の中まで寮監さんが掃除機をかけてくれるとか...。

 

のちに知ったのだけどウシ夫は「男の子は何もしなくて良い」と義母に言われて育った人なので何もできず、そのため転勤と知った義母から結婚はまだだったけど「ほしこさんもすぐに一緒に行ってちょうだい。」と言われました。

 

 

そうは言われても私の職場は小規模なところで私の仕事は私一人で担当しておりすぐには辞められません。

職場には迷惑をかけてしまいましたが、急ぎ後任を採用してもらい仕事内容の引継ぎを済ませるまである程度の期間が必要でした。

 

とりあえず東京の社宅に住めるように入籍をし(独身者は入れない)、ウシ夫の引っ越しを手伝い、新生活に必要な家具家電類を買いました。

 

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冷蔵庫、洗濯機、照明器具、エアコン、ガスレンジ、掃除機、電話機、カーテン…などなど。

 

カーテンはカーテンレールも無かったので買ってきて付けましたが、窓の幅に合わせて多少長さを調節できるタイプ。

 

私は付けた経験があるので、最初に両端を窓枠より何センチくらい出して止めるか決めて壁にねじ止めして、中ほどのねじ止めの場所はそれにあわせて止めればいいのにと思いましたが、気付いたらウシ夫は片方の端から順に止めていっていて結局左右対称にならず二枚のカーテンの合わさる中心の位置がズレていました。

 

照明も付けたことがないらしく相当苦労してつけていました。

 

それでも後で思えばそんな事を自分でやっただけでも凄いことでした。

 

 



ウシ夫から遅れること2ヶ月近く経って私もようやく東京に引っ越して新生活が始まりました。

 

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ウシ夫の引っ越しの時に購入した冷蔵庫や洗濯機が届いていましたが、冷蔵庫にはビールのみ、洗濯機は使い方が分からないということで一度も使うことなくそのまま置いてありました。

それまでコインランドリーを使っていたそうです。

 

またテレビは和室で畳敷きの居間に直置きのままでした。

 

男の人ってこんなもんなんかな…?

そう思いながらの私の専業主婦生活が始まりました。