カサンドラな私の熟年離婚

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妻が病気の時にとる夫の態度は・・・モラ夫あるある

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こちらの記事と同じころの話です。 過去記事となります。 ⇓

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⇑この記事より前のことが多かったと思います。

私も人の子なので風邪をひいて熱を出したりすることがあります。

 

子どもが生まれてから初めて本格的?に寝込んだのは息子のコウが多分まだ1歳になる前だったと思います。

 

ハイハイであちこち動き回り、つかまり立ちもする。

本当に一瞬たりとも目を離せない時期です。

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昼頃からだんだん身体を起こしてるのがしんどくなり、居間に寝っ転がりながらコウの様子を見ていました。

熱もだんだん上がり夕飯の買い物にも行けていません。

 

そのころウシ夫は会社を出る前に電話をかけて来ていました。

「帰るコール」というやつです。

当時はまだ携帯環境も今ほど整っておらず、夫の会社の中は圏外、地下鉄の中も圏外でした。

なので会社を出たタイミングで電話をかけて、帰ったらすぐにコウのお風呂、その後すぐにご飯が食べられるように時間を逆算してタイミングを合わせるためです。

 

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その帰るコールの時にこう言いました。

「私今日は熱があって具合が悪くて買い物にも行けなかったし、晩御飯も作ってないのよ。」

 

私は帰りに駅前のスーパーかコンビニに寄ってお弁当かなにか晩御飯になるものとコウにうどんとか買ってきてほしい気持ちでそう言ったのですが、ウシ夫は

「ええで、ええで、おれ会社の奴とどこかで食うて帰るわ。それやと飲んで帰ることになるから少し遅うなるからな。」

 

・・・

 

それがウシ夫にとっての精いっぱいのやさしさだったのだと思います。

ご飯のしたくしなくていいよ、っていう。

 

私やコウもご飯をまだ食べていないとか、自分が妻や息子のご飯を調達しないといけないとか、まったく思いつきもしないのです。

 

コウは何をしでかすか分からないので熱があって眠りたくても眠るわけにはいきません。

コウのうどんだけは家にあった乾麺をゆでて食べさせました。

自分は入らずにコウだけお風呂に入れました。

 

遅く帰宅したウシ夫はこういいました。

「明日の朝飯もいらんで。どこかでモーニングでも食うていくから。ゆっくり寝ときや。」

 

妻を気遣って朝ご飯を作らなくていいという自分はやさしい、そんな気持ちだったんでしょうね。

 

自分が飲んできたりして朝起きれなくて、もう出かける時間になってしまったりしたら

「今日は半休とるわ」

とか言って午前中休んだりするのに、私が具合が悪くても自分が休んでコウをみておいて私が病院に行けるようにするとか、そんなことは全く考えないんですね。

 

そうやって自分が優しい言葉をかけているのに、もし私が半休取って病院に行かせて欲しいなど言ったら、自分の親切を否定したと言わんばかりに不機嫌になるのが想像できるので

「ありがとう。」

というしかありませんでした。

 

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翌日も高熱の中、眠ることもできず動き回るコウをぼんやりと見ながら過ごしました。

コウはお昼寝をあまりしない子だったのですが、この日はめずらしくお昼寝をしてくれてしかも長めだったのでとても助かりました。

完全には眠れないけれど、ウトウトできるだけでも大分楽で、親孝行な子だなと思った記憶があります。

 

ウシ夫はたしかその晩も外食して遅い帰宅だったと思います。

 

その翌年くらいにはウシ夫の休みの日に熱が出たことがありました。

 

長くなるので続きます。

 

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