今朝(6/24)のあさイチは未成年の美容整形が増加していることから、子どもに整形をしたいと言われたら、という話題でした。
なかでも多いのはまぶたを二重にする二重埋没法という手術だそうです。
他にも脱毛や歯列矯正も美容整形に入るようです。
子どもに整形したいと言われたら
SNSなどで広告が多く流れたり、クラスに5人くらいは整形している子がいるなど子どもにとって美容整形は身近な事となっており、抵抗も少ないようです。
親としては体にメスをいれることはどうなんだろうとか、安全性、また一重でも十分に可愛いじゃないかと思い反対することも多いようです。
一方、毎日アイプチなどノリやテープを使用していることで皮膚がトラブルをおこしていたり、一重の顔にコンプレックスがあって深く悩んでいるのならやってもいいのではないかという考えの方もいらっしゃるようです。
私はどちらかというと後者です。
うちの娘は歯列矯正と全身脱毛は現在やっています。
歯列矯正の方はかみ合わせの問題があり医療としての部分と自由診療の組み合わせで行っています。
脱毛は私自身やってみてもっと早くにやれば良かったと思ったから。(楽になりました)
眼の方は娘は良く見ると細く二重がある奥二重というやつで(私も)一見一重に見えます。
そのため娘も二重テープを使って二重にしてから出かけます。
でもこれがなかなか左右対称とか思った幅にならなかったりして何度もやり直してとても時間がかかりますし,上手くいかないと癇癪を起して「もう今日はでかけない!」と言ったりします。
それならばもういっそのこと手術をしてこのストレスから解放された方が良いのではないかと思っています。
ただ気になるのがやはり顔にメスを入れることになるのでちゃんとした病院でさせたいということ。
また娘は受けたい気持ちもあるけれど怖いのでイヤだとも言っています。
それならば局所麻酔でなく、眠って受ける胃カメラのように静脈麻酔で寝ている間に受けるというのも一つの手だと思います。
でもそれならば余計に医療として信頼できるところでないと怖いです。
番組でも後半はその辺りのことを取り上げられていました。
病院の選び方
番組では次のような例があげられていました。
安い料金で出来ると広告を出しておきながら、実際にカウンセリングに行くとよりきれいに自然に仕上がる高額のコースを勧められたり、看護師であるお母さんが麻酔に関しての説明に慎重に使うべき薬剤が使われることに対して、緊急時の対処法に不安を感じたりすることもあったり。
また術後にオプションですすめられた「腫れが引く」という点滴は実は痛み止めで腫れを引かせる効果はない物だったりと一般人にはわからないものもあるということで不信感を覚えるなどなどなど。
あさイチ出演のドクターは「若年者の美容整形は慎重であるべき」とおっしゃっていましたし、とはいえ「色々な悩みを解決する方法の一つとして選択肢はのこしておいてあげたい」と言われていました。
実際、自分の容姿に悩む身体醜形症(醜形恐怖症)という病気もあるらしいし、整形をしたことで自信がついてその後の生活のクオリティーが上がったということもあるので、親は子どもの気持ちによりそい、よく話を聞いて一緒に考えることが大切だと感じました。
その上で施術すると決めたら気になるのが、どんな病院を選べばいいのかということ。
残念ながらやはり商売として倫理観や道徳観に乏しい感じで行っている病院もあります。
低価格で客引きし、高い金額で契約させたり「今日契約すれば安くなる」と当日の契約を迫るようなやり方だったり。(アップセル)
これは国民生活センターも注意喚起をしているそうです。
また最初に医師ではなくカウンセラーが手術の種類や麻酔の説明などを行って決めるなど、本来は医師がやるべき医療行為を行っているのは適切ではないとのことです。
そこで気になるクリニック選びのポイント、番組では次のように説明されました。
- 医師の経歴をチェック:形成外科出身・形成外科専門医かどうかが一つの担保になる(手術による合併症などに対応できる)
- カウンセリングは2~3ヵ所:複数の病院で説明を聞き、納得できたところを選ぶ
- SNSを信じすぎない:SNSの症例写真はほとんどが成功例「全国執刀実績1位」などの宣伝文句にも要注意(何を根拠にそういっているのかは不明)
- 割引やモニター価格は要注意:ビギナーの医師が手術を学ぶ際に募集することがあるのでどんな医師が手術するのか確認(悪いわけではなく上の医師立ち合いのもと安く受けられるなら良いと納得できるのであればOK)
- 医療ローンは十分検討を:修正手術も自己負担になる可能性があり。そこも含めて利用を検討(初回の手術を医療ローンで賄った方は不満足であったり合併症が出た時に保険が利用できないことになったりするので、よく検討してから利用する)
美容医療に困った時に相談するには
医療に関する苦情・心配事は
医療安全支援センター anzen-shien.jp
美容医療の契約トラブルは
消費者ホットライン 局番なしの 188 (いやや)
まとめ
近年、美容整形の件数が増え未成年などの若年者でも希望する人や実際にやっている人も増えています。
受ける受けないは親子で一緒によく考えて決めることが大切でしょう。
頭ごなしに反対したりせず、深刻な思いの場合もあるので子どもの気持ちにまずは寄り添ってあげたいですね。
クリニック選びも慎重に。
数件のクリニックに行って信頼できると思うところを選ぶことが大切ですね。
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