
テレビの話ばかりで恐縮ですが、今日は日曜日で大河ドラマの放送日なので前々から思っていたことをちょっと書きたいと思います。
「光る君へ」は毎週楽しみに観ています。
ですが!10月現在、時代背景をちゃんと把握していない私にはこのところの東宮の話題?でちょっと分からないところが・・・。
東宮は誰がなる?
東宮とは次の帝(天皇)になる人のことですよね。
私のイメージ?では今の帝に最初に生まれた男子が東宮になるのでは?と思うのですが、今の一条天皇(塩野瑛久)は以前出ていた花山天皇(本田奏多)の子ではないですよね。
その辺りから???だったのですが、今の東宮は一条天皇の子どもではなく一条天皇と同年代の人。
誰?
また和泉式部が「親王さま」と言っていたのは誰?
この辺りが分からないままだと、この先の話もチンプンカンプンなのではと思って調べてみました。
そもそもの話です。
知らないのは私だけでこれは常識なのかもしれませんが、このころの天皇には冷泉天皇系と円融天皇系の二つの天皇系列?が交互に即位していたんだそう。←冷泉天皇と円融天皇は兄弟
私はこれを知らなかったがためにチンプンカンプンだったんですね~。
もしかしたらドラマのナレーションとかであったのかも知れませんが、分かっていませんでした。
で、65代の花山天皇は冷泉天皇系で66代一条天皇は円融天皇系。
現在放送中のころの東宮は冷泉天皇系の居貞親王(いやさだしんのう)なんですね。
後の67代三条天皇です。
東宮なので次の天皇になるのですが一条天皇より4歳年上。
交互なのでそうなるんですね。
この人のお母さんはドラマには出てきませんでしたが、藤原兼家(段田安則)の娘超子だそう。
一条天皇はやはり藤原兼家の娘詮子(吉田羊)と円融天皇との間に生まれた子なので、藤原兼家はどちらに転んでも自分の孫が天皇になれるように企んだんでしょうね。
スゴイ
次の天皇、次の東宮
順番から行くと一条天皇の次の天皇は現在東宮の居貞親王となりますね。
そして次の東宮となるのが一条天皇と定子(高畑充希)との間に生まれた第一皇子敦康親王となるはず。
それを道長(柄本佑)が自分の娘彰子(見上愛)が生んだ皇子を「次の東宮には敦成親王様を」と嫡男頼通(渡邊圭祐)に話していましたね。
道長は父親や兄が藤原家の繁栄のために行った様々な企てを嫌っていましたよね。
そのためか「家の繁栄のためではない、民のために良き政を行うことだ」と言っていましたが、結局父や兄と同じことをしようとしているのでは?と思ってしまいました。
実際の所どんな気持ちでその言葉を言ったのでしょうね?
そして今後東宮問題はどうなっていくのか・・・。
史実としてすでに決まっていることなので、私がここで今回知った今後のことを書いてもネタバレにはならないでしょうが、まだ知りたくない方が多いかな?と思うのでここに書くのはやめておきます。
相関図を書いてみた
ドラマ的に相関図と書きましたが正確には系譜?系図というんでしょう。
書いてみました。

ちなみにこの系図には書いていませんが、和泉式部が「親王様」と言っていたのは居貞親王の弟二人。
敦道親王と為尊親王なのですが、二人とも若くして亡くなりました。(二人とも和泉式部とは良い仲だったようですね)
まとめ
「光る君へ」の東宮の話題が出るたびにどうなっているのかよく分からなかったので調べました。
天皇は二つの系列から交互に即位していたと分かりようやく納得できました。
さあそこにまた道長の企みでゴチャゴチャしてきそうですよね。
今後の展開が楽しみになってきました。
私と同じように「どうなってるの?」って思っている方の参考になれば嬉しいです。
もしも間違いがあったら教えてくださいね。
40話の感想はこちら
◆◇ #光る君へ 次回予告◇◆
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) October 13, 2024
第四十回「君を置きて」
10月20日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分
▼あらすじhttps://t.co/LdIDzpm5BY
▼相関図https://t.co/WtnryHrSHK pic.twitter.com/hjUbUjc35B