NHKの朝ドラ『虎に翼』を見ていて最近よく思うのですが、本当に女性って虐げられてきたんですね。
それは今もまだまだ十分には改善されていません。
特に私なんかの年代では結婚したら仕事をやめて家庭に入る人が大半の時代でした。
ずっと働いたとしても生涯賃金は今でも男性より女性の方が少ないです。
私と同年代の女性が離婚を考えて弁護士さんに相談しても、経済的に困窮する可能性が高いので考え直してはどうかと言われることが多いようです。
また離婚したいと思っても経済的な事を考えると無理だとあきらめて夫に片目をつぶって我慢して結婚生活を続けている人も多いと思います。
私もそうでした。
気持ちはとっくに夫から離れていましたが、経済的にやっていけるとは思えなかったので夫のことはATMだと思って、もちろんそのために夫の世話や夫の希望に沿うような生活をちゃんとやってきたつもりです。
言いたいことがあっても9割は我慢して呑み込みました。
夫も私のことを家政婦と同等のようにしか考えていないので(家政婦業の方には失礼な言い方で申し訳ないですが)お互い様だと思っていました。
でも夫は家事も育児も妻の仕事、自分は関係ないと自分のことばかり優先してきたのに、私が夫を心から尊敬し愛し尽くしていないと腹を立て「離婚」と言いだし、悪妻には財産分与はするけれどそれ以上にやるつもりはない、それどころか法にのっとらない自分勝手な解釈で算定して「これでいいだろう」と言ってくる。
ここまで酷いヤツだったかと本当に落胆します。
これからは女性がもっと生きやすい世の中になって欲しいと願います。
いえ、女性だけでなくどんな人も生きやすい世の中。
そうすれば少子化をはじめとする色々な問題も解決していくように思います。
一部の権力者だけが金儲けするような世の中ではこの国は滅んでいくだけではないでしょうか。