カサンドラな私の熟年離婚

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小1の壁問題から考える日本の働き方

最近テレビの話題多めでスミマセン。

 

今日もあさイチの話。

 

「朝の小1の壁」の問題(7/4放送)

子どもが小学校1年生になると、保育園のころのように朝早くから登校させることができない。

 

そのため親が出かけた後一人で過ごして、時間になったら一人で出かけるお子さんがいたり、一人で残れないお子さんの場合夫婦で話し合って父親の方が転職したりといったケースが紹介されていました。

 

父親は柔軟な働き方が出来るベンチャー企業へ転職したそうです。

 

この小1の壁問題で退職をした人、考えている人も多いようです。

 

これ小学校の受け入れの問題ではなく、日本の会社が融通がきかないということ。

 

短時間勤務やフレックスなどの体制が整っているところはまだ多くないようです。

 

大阪豊中市の小学校で午前7時から子どもを受け入れているところがあると紹介されていました。

対応してくれているのは民間企業に委託した見守り員の方。

 

これ全国に広まって欲しいという賛成の声と、そこじゃないだろ、親が子どもと過ごせる時間を長くするべき、親の働き方を改善するべき、という反対の意見がありました。

 

これ両方その通りなんですよね。

 

本来は子育ての実情に合わせて親が希望するように会社が(というか社会が)働き方を調整してくれるようになればいいのですが、実際はそうはなっていないしすぐには変わらない。

それなら小1の壁で働けなくなる人を出さないため、あるいは子どもが親が出勤した後も一人で過ごしてから登校するなんてことがなくなるように、登校時間前から見守ってもらえる環境を準備する、どちらも大切な事ですよね。

 

日本の働き方は諸外国に比べて窮屈で柔軟性がないと言われています。

  • 仕事の始めと終わりの時刻を自由に替えられない
  • 仕事中に個人的な理由で仕事を数時間離れることが簡単ではない

 

オランダでは正規雇用のままパート(週に3日)働く女性や、男性でも週4日だけ働くといったパートタイムの人がたくさんいます。

プライベートがうまくいっていれば仕事の成果も上がると。←ホントそう思います。

 

オランダではフルタイム勤務の人とパートタイムの人の時間当たりの賃金に差はないそうです。その他の待遇も。

 

子育ての一時期などフルタイムからパートタイムに切り替えて勤務時間を調整することが労働者の権利となっているんだそうです。(法律で定められている)

 

そしてこうして短時間勤務になったとしても、今の日本の給与よりも高いので困りません。

 

日本はどうしてこうならなかったのかというと「男性の働き方が変わってこなかったから」とのこと。

 

日本では男性は家の事をやってくれる女性がいて100%仕事ができるという働き方でした。

そこを温存したまま育児休業だけ設け、そこに女性が働くことを入れ込んでも無理ということ。

 

女性の負担ばかり増えて、子どもも犠牲になってますよね。しいては男性にも影響する。

 

この小1の壁を通して、いかに日本が働くことと子育てやまた親の介護との両立が難しいかということを思い知らされました。

 

やっぱり最後には頭が古いじいさんとじいさんと仲良しのばあさんが(自分もばあさんなのになんだけど)政治やっててもこの国はよくなることはないってこと。

 

出涸らしはさっさと消えなさい!と強く思います。

 

オランダうらやましい。