母の話になります。
母は現在年金だけで生活しています。
(私のせいでもありますがここでは割愛します)こちらの記事に書いています⇒
母の年収は80万円とどこで聞かれてもそう答えていましたが、実際はそれより少ない金額でした。
それが昨年は80万円を超えていたことが今回後期高齢者限度額適用認定証の更新によって分かりました。
これまでは区分1だったのが区分2になっていたのです。
退院するにあたり入院費の計算で区分の変更がないか聞かれて、変わっていないと思っていたのでビックリしました。
年収が80万円以下だと1か月の入院の限度額が外来+入院の場合月額15,000円だったのですが、年収が80万円超えだと月額24,600円になります。
月約1万円も高くなる!
(母の場合、大部屋希望でしたが夜中に大きな声を出すからという理由で個室に入っていたのでそれは自己負担になります。)
母はほぼ国民年金でほんの少しだけ厚生年金があります。
今年4月に少し年金が上がったのは知っていましたが、昨年の収入というのは2023年の1月から12月とのことなので、一昨年に比べて昨年は限度額が変わるほど年収が増えたのか問い合わせてみました。
すると1.9%物価の上昇にあわせて上がっているとのこと。
ということは年に15,000円位上がったということ。(多分)
そのせいで年収80万円を超えてしまい、入院+外来の上限がこれまでの月額15,000円から24,600円になってしまったんですね。
(しかも説明では実際に受け取っているのは70万円台だけど色々引かれているためで、実際80万円以上受け取っていることになるとのこと)←結局80万円以下しかもらってないんか~い
この高額療養費の制度があること自体がありがたいことで、全部負担するかと思えば仕方がないと言えるかもしれませんが、現実問題としてはかなり厳しいです。
だって年収80万円ちょいなら月額は67,000円程度ですよね。
後期高齢者なら入院することなんてちょいちょいありそうじゃないですか。
その中から支払う金額が月10,000円上がるってヒャーって感じ。
しかもうちのように希望してなくても個室に入れられてしまったり、入院費以外にも何やかやとお金もかかりますからね。
これ、母だけの話ではなくて今年の4月に上がった年金額で多くの人がこれに該当します。
国民年金の老齢基礎年金の満額は令和5年度は月額66,250円だったのが、令和6年度は68,000円になっていますから。
令和5年までは年収795,000円だったのが令和6年からは816,000円になるので区分2になります。
そして今回は母退院後に事情があり3日間はじめてショートステイを利用したのですが、その料金も80万円ボーダーで区分が上がってしまい料金負担が増えます。
こちらは介護保険の方の上限です。
物価の上昇にあわせて年金が増えるのは良いのですが、微増のために負担増になるなら本末転倒。
高齢者でどこもわるくない健康体。病院は無縁という人以外は逆に苦しくなってしまうという・・・。
この80万円が基準になっている根拠はどこにあるのでしょう?
ハッキリ言って年収80万円では本来ぜんぜん足りないと思うのですが。
そんな金額をボーダーにしないでそこも見直してほしいと思います。
とはいえこれからはどんどん高齢者は厳しくなっていくんでしょうね。
子世代だって収入が少なくて親の分まで負担できないって人が多いんじゃないでしょうか。
私も母のこの2か月の入院費が30万円近くかかっているのは本当にキツイです。
母は払えないので私が預貯金取り崩して払います。
国民の負担増の政治ばかりしてないで少しは考えて欲しいものです。
※上記内容は母のもので他の条件(家族の市県民税の額など)によって違いますので気になる方はご自身の条件で調べて下さいね。