昨日は親戚の法事に行きました。
車で1時間半くらいのところ。
途中渋滞したりして疲れました。
おじの車で行ったのですが、帰り道にゴルフ場の近くを通った時、おじが
「ここのゴルフ場は昔よく行ったなあ。
500万円すぐに用意できるなら普段1000万円以上する会員権が今なら500万で買えるよと言われたけど、その時はそれほど欲しくもなかったので買わなかった。」
みたいな話をしており、それで思い出しました。
私の叔父が亡くなった時、ウシ夫(別居中のモラ夫)は東京に単身赴任していました。
叔父といっても私の父がいわゆるマスオさんで母の実家に住んでいたので、母の弟たちで当時まだ10代だった叔父たちは私を妹のように可愛がってくれていた兄のような存在です。
葬儀は内々でするので遠方の人は来なくて良いと言われたので、当然のようにウシ夫は来ませんでした。
でもこっちに住んでいても来たかどうかは分かりません。
もう一人の叔父が亡くなった時には「平日やろ?オレは行かんで。」と平気で来なかった人ですからね。
そうやって葬儀には当たり前のように来なかったウシ夫ですが、その後しばらくして叔父の家に行く機会がありました。
ウシ夫はちょうど東京から月に一度の帰宅をしていたので「葬儀に行かなかったからお線香でもあげたら?」といって一緒に行かせました。
その時に遺品整理や色々な手続きをしていた義叔母が、「ウシ夫さんはゴルフするのよね?〇〇カントリークラブの会員権いらない?」と聞いてきました。
それを聞いたウシ夫の目は蘭々。
私に「もろていい?」と嬉しそうに聞き「良いんじゃない?」と答えると義叔母と譲渡の手続きについて打ち合わせを始めました。
私の親戚の葬儀には自分は関係ないとばかりに行こうとも思わないのに、ゴルフ会員権を譲ってもらえるとなると途端に親し気に談笑しているウシ夫を見て内心「なんて現金な奴!」と思いました。
そして皮肉にもその会員権を十分に駆使しようと、仕事を辞めて地元に戻ってから前職場の地元のOBなどを誘って月に何度もゴルフに行くようになり、そのことで私は母の通院などに車を使えなくて困っているとメールしたばかりに「離婚」を言い渡されてしまったのです。
叔父は悲しんでいることでしょう。
そのゴルフ会員権。
おそらく叔父が買った頃は良いお値段したのではないかと思いますが、まあ譲ってくれるというくらいなので価値は下がっているのだろうと思っていました。
でもたとえ安い金額であっても財産分与にちゃんと入れなくちゃ、とすっかり忘れていたことに気付きました。
今回改めて調べてみると「桁間違えてない?」というくらい安くなっている(約1/100)ようですが、ちゃんと財産として計上しようと思います。