カサンドラな私の熟年離婚

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まだまだ女性が働くことは難しいと感じる日本

今は専業主婦よりもなにかしら働いている女性が多い世の中になってきているようには思います。

 

私が結婚した30年近く前はまだ寿退社という言葉があるころで、結婚してもそのまま仕事を続ける人より一旦家庭に入り、子どもが幼稚園や小学生になるタイミングでパートなどの仕事につくかそのまま専業主婦という人が多かったのではないかなと思います。

 

正確な数字や割合は分かりません。

私の体感です。

 

私は義母から「母親が働いてはダメよ、変な子どもになるからね」と言われましたし(私は全くそうは思っていませんでしたが)、夫は家事育児は全くせず、結婚は自分の身の回りの世話をしてもらう事と思っているような人だったので、とても再就職などできませんでした。

 

それに娘のことは詳しくは書きませんが、大きくなるにつれ逆にフォローや心配で目を離せないようなことも増えて、とても新たに働き始めるなんてことは考えられませんでした。

 

でも、本来なら私もまた自分で稼げるようになって自由に使えるお金は欲しかったんです。

 

私の実家はとても古い家だったので、ちょうど結婚する2年ほど前に建て替えました。

 

その当時母は60代前半。

今の私と同じくらいの年齢。

私は30代の前半。

なんとなくもう結婚はしないのではないだろうかと考えていた時期でした。

 

母は年齢的に一人で住宅ローンは組めず、私と半々ということでローンが通りました。

なので思いがけず結婚することになってしまった私は本当は半分ローンを払うはずだったのです。

 

でも専業主婦になってしまった私は、さすがにウシ夫に出してもらう訳にもいかず母は私の結婚後は一人でローンを払っていました。

 

ローンどころかウシ夫は妻の私の「取り分」は扶養手当で増えた分だけだと言いましたからね。

その時の記事はこちら⇓

hoshico2525.com

だから少しでも母にお金を渡したかったんです。

 

自分自身のことにも少しは使いたかったしね。

 

 

でも働かないままに世の中の人が定年を迎える年齢になってから、専業主婦だった私が仕事を探したところで良い条件のところが見つかるわけがありません。

 

それに今の日本ではまだまだ女性が働くのは家計の補助という考えが根強く、雇用機会均等法とかいっても、十分には機能していないと感じます。

 

私も今は母の介護と娘のフォロー老犬のトリミング、それに私を含めそれぞれの通院などがあるため平日の昼間は開けておく必要があります。

そのため夕方から夜9時までの週3~4日のパートで月の収入は4~5万円といったところ。

 

それに引き換え大手の会社を早期退職しても、楽に次の仕事を見つけて何の支障もなく働いて私の10倍くらいの給料をもらい、全額を自分で自由に使っているウシ夫。

 

なぜ同じ期間夫婦として暮らしてきたのに、こんなに経済的な差があるのでしょう。

 

ウシ夫の方が10倍能力が高いというわけではないと思いますが…。

 

毎日悔しい!