カサンドラな私の熟年離婚

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結婚式で悟ったこと

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こちらの記事の続きです。

過去記事となります。

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ウシ夫の急な転勤によって結婚式より先に一緒に暮らし始めた私達は、その後結婚式を控えていました。

 

私は何度か転職しましたがいつも高くないお給料のところで働いていました。

 

趣味で音楽をやっていて、そこに私のお給料にしては結構な金額を費やしていましたし、もう多分私は結婚しないだろうと思っていたので、それまで使っていた初心者用に近い楽器から、もう少し良いものに買い替えたりしたので貯金はあまり多くはありませんでした。

また、少し前に建て替えた自宅のローンを母と2人で払うように組んでいたので厳しいお財布事情でした。

 

ウシ夫の方は親からもらった定期預金以外は前述の通り、借金がある状態でした。

その記事はこちら。⇓

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ですからお金のかかる結婚式は出来ないと私は考えていました。

 

ですが社会的に地位のあるウシ夫の父はそういう訳にはいかない…という話に最初の頃はなっていました。

ところが詳細を書くと身バレにつながりそうなので書けませんが、この義父の都合により、結婚式は海外(ハワイにしました)でごく近い身内だけで行い披露宴はしないということになりました。

 

そしてその費用の大半は義父の都合ということでウシ夫の実家が出してくれ、私達夫婦や私の実家の負担はごくわずかで済みました。

 

これは大変ありがたかったし、ハワイでの結婚式なんてまるで夢のようでした。また私の母や親代わりのような叔父と叔母も結婚式後のハワイ旅行を楽しんでいました。

 

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といっても、このハワイでもちょっとしたことに驚いたりイラっとしたりしましたが、100%自分の理想通りの人なんているわけないし、まあこれまでの環境の違いなどで価値観も違うわけだから、どちらが正しいとかいうことでもないしと思いました。

 

でも、一つだけここで悟ったことがありました。

 

私たちはチャペルのあるホテルに宿泊しており、義父母はコンドミニアム式のホテル、他の家族は一般的なよくあるホテルとバラバラでした。

 

式の翌日にその義父母のホテルに義姉家族と集まる事になっていました。

義母が

「ホテルから迎えの車が行くからね、名前を言ってあるから」

と言ったとウシ夫が言いました。

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実際ホテルのロータリーに行くと色んなホテルと行き来する車が何台も来ていました。

 

そして義父母のホテルに行く車も来て「◯◯ホテルー」と言っていたので

「あの車に乗れば良いんじゃないの?」

と私が言うとウシ夫は

「いや名前を言ってあるって言ってたから名前を呼んでくれるやつに乗らないと」

と言います。

 

その車は何度も義父母のホテルと私たちのホテルを他の利用者を乗せて行き来していましたが、私たちの迎えの車は来ません。

 

「聞いてみようよ」

と言っても

「待っとけばいいんや」

と。

 

もう待ち合わせの時間をを1時間近く過ぎています。

 

「もうあの車に乗ろうよ、私聞いてみるから」

と言って車のドライバーに声をかけ名前を告げると

「オー、◯◯」(私たちの苗字)

と言って車に乗れ乗れとジェスチャー。

 

こちらが名前を言えば「聞いてるよ、さあ乗って」って感じになるだけだったようです。

 

やっとホテルに着いて義父母の部屋に行くと集まっていた義姉の家族たちも待ちくたびれてみんなから

「遅かったねぇ」

と言われたので私が

「ウシ夫さんがホテル行きの車に乗ろうとしなくて…」

と状況を説明したら

「そんなん、名前呼んで貰わんと分からんわなぁ」

と義母。

 

そうでした。

みんなウシ夫の味方です。

 

私はアウェーなんだなって悟りました。